トマトは美容やダイエット効果だけではなく生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
トマトを食べていれば医者にかからなくて済むという欧米のことわざがあるほど体に良いものなんです。あs
そんなトマトですが喘息にも効果があるようです。
喘息の原因について
トマトが喘息に対して効果があるかどうか言及する前に、まずは喘息になってしまう原因からお話したいと思います。
喘息というのは喉の粘膜が正常に機能しない事で過剰な反応をしてしまい発生してしまいます。
通常ではあればどんな人でも喉に粘膜があり病気の元であるウイルスやバイ菌から体を保護してくれる役割があります。
そのため、ちょっとやそっとの刺激では体は反応しないようになっています。
しかし喘息の人はこの粘膜が正常に機能していないため少しの刺激でも体が過剰反応してしまい咳が止まらなくなってしまうのです。
ピークフロー値について
ピークフロー値というのは喘息の状態を判断する数値のようなものです。
息をフゥーと吐いた時の速さを数値化したものでおよそ75%以上で正常。
60%未満だと喘息と診断されるようです。
トマトが喘息に効果があるかはこのピークフロー値を基準に判断してもらえればと思います。
トマトを食べればピークフロー値が上がる
喘息患者にトマトジュースを毎日1年間飲み続けてもらったという研究結果があります。
1日に摂取するトマトジュースの量は300ml以上を目安にしています。
100gあたりのリコピンの保有量などはわかりませんが、実験データとしては十分な量だと思います。
だいたいコップ3杯分ですね。
しかしたった300mlを毎日飲み続けた人達のピークフロー値が劇的に改善されたようです。
ピークフロー値は体調によってある程度変動するものですが最低値のピークフローが20%ほど上昇したそうです。
これによって喘息が緩和され喘息に悩んでいる人達か喜んだそうですよ。
ピークフロー値が60%以下だと喘息と診断されるという事は40%前後の人が毎日トマトを摂取すれば喘息は改善できる!って事に繋がると思います!
もちろん40%以下の重い喘息を患ってる人も症状の緩和に期待できるため、喘息の人には是非食べてもらいたいと思います!
リコピンの量が少ない人は喘息になりやすい!?
喘息の人とそうでない人との血液中のリコピンの濃度を計測した所、健康な人と比較してリコピンの濃度が平均30%も差があったそうです。
血液中のリコピン濃度が少ないからと言って喘息と結びつけるのは安易な考えかもしれませんが数値としてはっきり結果が出ている事に間違いはありません。
リコピンと喘息との因果関係は医学的に証明されてるかわかりません。
薬物治療よりもトマト治療で喘息改善
喘息の治療というのは一般的に薬物治療が多く効果もしっかりあります。
しかし薬物治療の場合ある程度の副作用は覚悟しておかなければなりません。
そんな事からできるだけ薬に頼りたくないと考えている人も少なくないようです。
とは言え喘息の発作は苦しいものです。
急場凌ぎのような感覚で仕方なく薬で抑えるというのが当たり前になっているのが現状です。
どうしようもない時は薬で緩和させる方が楽になると思いますが将来的な事を考えれば症状の原因になる所から改善した方が良い気がします。
トマトを食べる喘息治療法は副作用もありませんし、体の根本から改善する事で再発防止にも役立つでしょう。